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お知らせ
ぶどうの木の食品ロス対策が注目!石川県発行の事例集で取り組みが紹介されました
2021.04.20
石川県が発行する「食品ロス削減の事例集」で、ぶどうの木の食品ロス削減への取り組みが紹介されました。日ごろから、当社のこの取り組みを支援くださっている皆様に、改めてお礼申し上げます。
せっかくの機会なので、この場を借りて取り組みの内容を簡単にご紹介いたします。
製造ロスや副産物を利用した商品「Hazico(ハジコ)」の開発
素材を無駄なく使い、さらに美味しくご用意することをテーマにした「Hazico」(ハジコ)商品を開発しています。これまでは、自社工場で生まれるケーキの端材を使った「ジェラートHazico」、「小さなデコレーションHazico」を商品化しました。イタリアンカフェでは「ドルチェプレートHazico」メニューも提供しています。昨年は、農家さんで生まれる副産物をいただいて開発した「チーズケーキHazico」も発売しました。これからも、パートナーシップによる食品ロス削減にも力を入れたいと考えています。
食品工場でアウトレット販売
賞味期限が近いもの、時期が過ぎた季節商品などの製品を「森本インター工業団地」にある自社工場でアウトレット販売しています(主にバウムクーヘンで開催は不定期)。同じ工業団地で働く皆さまへのご奉仕品として、ご好評いただいています。
フードバンクへの寄付
賞味期限が近いものや、パッケージがなくそのまま商品としては販売できないものを、県内のフードバンクさんへ寄付し、活用いただいています。これまでに、クッキーや、ジンジャーシロップ、バウムクーヘンを提供いたしました。
たい肥舎の設置
自社農園で出る枝や、葉、木くずの他、レストランの調理場で生まれる野菜くず、珈琲のかすを利用して肥料をつくるために、専用の「たい肥舎」を建設中です。ここで作る堆肥を、自社農園で使用していきます。4月下旬から稼働予定です
食のリサイクルを目指す「ラシェットプロジェクト」
ラシェットは「皿」を意味するフランス語。
もともと豊かな水田地帯だったぶどうの木本店周辺も、高齢化や農離れが進み耕作放棄地がぽつぽつと目立ち始めると、ついには猪やマムシまで出没するようになりました。そんな中で、水田として残せなくても、新しい形にして里を次世代に伝えたい、という思いで始めたのが、このお皿の農園「ラシェットプロジェクト」です。
この地で採れた野菜を、レストランのお料理や菓子の原料に使い、そして製造過程で出てきた野菜くずなどのロスは堆肥にして農園で使用する。そんな新しい食の循環を目指しています。
今後は、農業体験や料理教室などのワークショップもやってみたいと考えています。にぎわいを創り、農と食を通して地域の活性化に貢献していきます。
★ラシェットプロジェクトについて、興味を持ってくださった方はこちらもどうぞ
GrandeMaisonvol.4 ラシェット計画 始動
GrandeMaisonvol.6 ラシェット計画 進行中
ファーマーズマーケットの定期開催
農家支援と地域の魅力づくりに貢献できれば、という思いで定期開催することにしました。農家さんが作ってくださる野菜が、無駄なく、私たちの食卓にのぼる一助になればと思っています。
今のところ1か月に1回の開催を目指し、先日4月12日に第一回を無事終えました。
次回は5月9日を予定していますが、感染状況をみながら判断していく必要がありますが、できることをできる範囲でやっていきたいと考えています。
ここまでお読みくださった皆様、ありがとうございます。これからも地域のみなさまのご協力をいただいて、この取り組みから大きな輪ができればと思っています。どうかよろしくお願いいたします。