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イタリアンカフェの新カフェメニュー「ぶどうの森のハーブティ」、ただいま開発中です
2022.06.08
「ぶどうの木」から「ぶどうの森」になりました。
あわせて、「トラットリア」・「リストランテ」だったフォーラス店・イオンモールかほく&高岡店は、本店とともに「イタリアンカフェ」の名称になりました。
そのため強化しようとしているのが、カフェメニュー。せっかくなら「森」をテーマに、大人の安らぎの時間のお役に立てる上質な1品を作りたいと考えています。
そこで、今回は開発中のメニューのご紹介。なんとか皆様に提供できる日が来ることを夢見て日々尽力している様子を、あたたかく見守っていただければ幸いです。
監修は、ぶどうの森のソムリエ
日本ソムリエ協会石川支部初代支部長の、ぶどうの森の福島シニアソムリエ。マリアージュの天才的な感性の持ち主で、ぶどうの森ではレ・トネルへのペアリング提案をはじめ、コンフィチュールやジンジャーシロップなどの商品開発にも積極的に携わってきたキャリアの持ち主。今回も彼の監修により、開発がすすめられました。
コンセプト:ぶどうの森農園×白山のコラボレーション
「森」をイメージさせるオリジナルのハーブブレンド。ハーブはぶどうの森農園で栽培する旬の素材を中心に、白山市に自生する「クロモジ」も使用。つまりは、「ぶどうの森×白山の息吹」。森の清らかな香りとやわらかな甘み、風味を大切にしたいというソムリエのコンセプトです。
今回の試作:5種のハーブブレンド
早速試作。ちなみに試作を試した今の時期は、レモンの香りがするハーブが勢ぞろい。心も身体もリフレッシュするブレンドが完成しそうです。
レモングラスは生姜に煮たスパイス感がほのかにあり、ぶどうの森のジンジャーシロップでも使用しています。入れすぎに注意したいところですが、好きな人にはたまらないハーブ。
ベルベーヌは別名レモンバーベナ。レ・トネルではコンブチャになって活躍しています。
ちなみにコンブチャ(KOMBUCHA)とは茶を発酵させた爽やかな酸味が特徴のヘルシードリンクとのこと。てっきり昆布茶のことかと勘違いしてしまいました…そして店内でハーブ発酵させてたんだ…と改めて社内の取り組みを知る洋菓子工房の商品企画でした。
マロウは初夏から夏にかけて咲く赤紫色の花をもつハーブ。ハーブティにすると、時間とともに移り変わる美しい色が魅力で、かのモナコ王妃グレース・ケリーも好んだとか。
色もさることながら甘い香りが特徴で、ぶどうの森では「レ・トネルで使ってみたら‥?」
というぶどうの森農園のスタッフからの提案から、栽培がスタートしたとのこと。
今回はまだ試作につき、乾燥が不十分で色の変化を満喫できるほどではありませんでしたが、そのかぐわしくも優しい甘さが、ブレンドされたハーブの中でもひときわ華やかな存在感を放っていました。
レモンタイムは、レモンタイムはお肉や魚を焼く際やソースに香りを移すために、レ・トネルのシェフからのリクエストでぶどうの森農園で栽培をはじめたもので、今はハーブティーでも活用しています。
クロモジは白山市の森で自生するものを一部分けていただきました。今回「森」をテーマにするにあたり、自社農園の素材で完結するのではなく、地域の財(材)産とのコラボレーションにより、相互の魅力を高め続けていきたいと考えたからです。
そもそもクロモジは日本固有種の香木。和菓子を楽しむときはもちろん、このような機会で出会えたことをうれしく思っています。
評価:とってもよい!しかし、安定した味わいをお届けできるか。
今回試作品は、さわやかな香りとやわらかな甘みで、ハーブティ初心者にも心地よい時間をもたらしてくれました。しかしこれは、あくまでも旬のハーブでこのブレンドだったから。同じ畑で採れたハーブも、時期が少し違えば香りの強さや質、風味も異なるようです。
これはこれで、玄人的な楽しみ方ではありますが、ビギナーにはややハードルが高い。そして、それは本店ならではのメニューにしかなりえない、、その時期の最高をどう用意するか、支店での提供が可能だろうか、、という福島氏のあくなき探求とつぶやきを横に、それならそれでいいのに。もっと自分アレンジを楽しむ情報を用意したらどうだろう、、と考える気楽な洋菓子商品企画担当なのでした。
そんなこんなで、もう少しご用意には時間がかかりそうですが、こんな毎日からみなさまへお届けする美味しと新しさが生まれています。
どうかこれからもぶどうの森にご期待ください。