エディブルフラワー（edible flower）、それは食べられる花のことである。

…花を食べるだけなら、日本人は昔から菜の花を食べていたし、
ブロッコリーやカリフラワー、ミョウガだって花の部分じゃないか！
わざわざそんな名前つけなくても、、と最初は思ったのですが、今ならわかります。
エディブルフラワーは、その視覚的な魅力により人の心に潤いを与える役割を担うのだと！

そんな企画担当者の鈍い気づきをよそに、本店敷地内の農園ではずいぶん前から、心を和ますエディブルフラワーの栽培を積極的に行っていました。（農園のご案内はこちら）

それらは自社レストランやカフェのメニューで主に使用されてきましたが、数年前の緊急事態宣言下では店舗も休業を余儀なくされ、行き場を失った当農園の野菜たちとともにこのエディブルフラワーも試験的に販売をはじめたところ、高い評価を得たということがありました。

そんなエディブルフラワーも、今がおすすめの時期。そこで今年は、期間限定でご予約販売をすることにしました。
と言っても、当園で栽培しているエディブルフラワーは、赤や黄色、紫など華やかな色彩に加えて、小さくとがったものから柔らかく大きな花弁まで、形・サイズもさまざま。せっかくなので今回は、お花の種類と、お店での活用例をご紹介いたします。

［エディブルフラワーの種類］

●ビオラ
丸みを帯びた大きめの花弁。黄色、赤、紫など幅広いカラーバリエーション。味わいもソフトで、農園の吉本女史はこれが一番のおすすめ。

●ナスタチウム
蓮のような小さく丸い葉の横に、金色に輝く花を咲かせることから「キンレンカ（金蓮花）」とも呼ばれるそうです。当園では、鮮やかな朱色やオレンジの花をつけています。ほのかな辛みがあるので、味わいのアクセントとして活躍します。

●アリッサム
アブラナ科。小さなお花が集まってこんもりと茂みを作ります。ほんのり甘い香り。散らして使うのがおすすめです。当園では白のほかに、浅い紫の種類もあります。

［カフェ・洋菓子工房での活用例のご紹介］

たくさんありますが、ほんの一部をご紹介。ご自宅での活用のヒントにしていただければ幸いです。

●イタリアンカフェの前菜サラダ
自社農園の野菜や、自家製シャルキュトリーを使ったごちそう感いっぱいのサラダ。そっとビオラを添えると優しい印象に。

●イタリアンカフェのピッツァ
以前ご用意していたサラダ風のピッツァ。農園をイメージして、とれたての野菜とともにエディブルフラワーをあしらいました。このほかデザートピッツァとして苺やフルーツなどと一緒に使うこともしばしばです。

●洋菓子工房のショートケーキ
国産の苺が旬を終えた7－12月の期間、特別感を創出するために登場！生クリームの白と苺の赤のコントラストのはざまで、エディブルフラワーが挿し色として活躍しました。

●試作パスタ（超上級編）
上で紹介したサラダ風ピッツァのパスタ版を作ろう！ということで開発しましたが、もはやパスタの域を超えた芸術品！ここまでくると、カフェという店のオペレーションで提供するのが困難になり、幻のパスタになりました。

ご紹介が長くなってしまいましたが、いよいよ商品のご案内です。

［エディブルフラワー 詰め合わせ］
　●ビオラ（20輪入）税込540円
　●3種類ミックス（30輪入）　税込750円
販売期間：～2022年4月上旬
取り扱い：本店敷地内 ハーブガーデン（TEL：076-258-0001）
購入方法：お渡し日の前日までに、お電話またはご来店の上ご注文をお願いいたします。

先ほどは店舗での使用例をご紹介しましたが、お察しの通り使い方は簡単！
ご自宅でも、サラダやカルパッチョ、メインのお料理に添えるだけでぱっと華やかな心躍る一皿に。ケーキを飾ったり、ゼリーに閉じ込めたり、ドライにしてクッキーに使ったり、お菓子作りにも活躍します。

レストランでも使っている自社農園のエディブルフラワー。おウチでもレストラン気分を、ぜひお楽しみください。

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