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まめや金澤萬久
金沢限定、6月下旬から販売開始したまめや金澤萬久の「水のシベリア」。繊細な食感をもとめたレトロ菓子だった!
2021.06.26
皆さんは「シベリア」という菓子をご存知でしょうか。
広辞苑を繰ると「ユーラシア大陸の北部、…の広大な地域」とありますが、第7版ではそれ以外の意味は明記されておりません。
しかし!
宮崎駿監督作品ファンなら知らないものはいないでしょう。
最近では、主人公が食べていたことで改めて注目されたこのお菓子を、「風立ちぬ」を鑑賞しながら一緒に食べる、という新しい楽しみ方もあるようです。
その正体はシンプル。簡単に言うと、ようかんをサンドしたカステラです。
一目みたら、あーあれね、と思う方もいらっしゃるでしょう。冷蔵庫のない時代、ひんやりとした食感を楽しめる菓子として、子供から大人まで昭和の人々の心とお腹を満たしてくれたとか。
そんなレトロ菓子「シベリア」に、今回まめや金澤萬久が挑戦しました。その名も「水のシベリア」。
さっそく、こだわりをご紹介します。
ようかんならぬ、水ようかんでとろけるような食感
今回こだわったのはここ、ようかんではなく「水ようかん」。
何が違うの、というと、その字のごとく「水の含有量」。できるだけ水を含ませることで、さっぱりとした味わいと、みずみずしさ、口の中でほどけてとろけるような食感を求めました。
甘さも控えめ、夏の暑い時期にも心地よく喉を通る爽やかな水羊羹に仕上げました。
ふんわりのカステラ生地は新レシピ!
「カステラ」は、卵・小麦が主な原料で、シンプルなだけに技が光るお菓子。萬久では「金かすてら」、ぶどうの木では「てるこさんのカステラ」で好評いただいていますが、いずれも、しっとりと弾力のある生地と、心地よい重厚感のあるやさしい甘さが魅力の商品です。
しかし今回求めたのは、生地と餡とのマリアージュ。そうすると、いつものカステラ生地ではアンバランスなのです。ふわりとほどけるような水ようかんにあわせるために、生地にはもっとふんわりときめ細かさを表現できるよう、シェフが何度も試作を重ねて完成したのでした。
消費期限はその日!フレッシュが命の生菓子への挑戦
みずみずしく、甘さも控えめ、繊細な味わい、、、つまり、おいしいけど長期保存には向かない性質。
萬久ではこれまで生菓子を販売する機会が少なかったので、この商品をアピールできるか正直に言うと不安もあります。
でも、せっかく美味しいものができたので、ぜひ一度お試しいただきたい、という気持ちで試験販売に踏み切りました。そのため金沢地区限定、毎日数量限定、お試しやすい食べきりパック入りです。
いかがでしたか?
「わらび餅のバウム」や「金かすてら」。斬新な商品が多い まめや金澤萬久が、今年の夏に挑戦したのは、めずらしくもオーソドックスなレトロ菓子。ここからまた、新しさと楽しさが生まれる予感もしています。
今のところ数量限定ですが、もし事前にお問合せいただければご都合に合わせてご用意いたしますのでご相談ください。
[商品概要]
商品名:水のシベリア
価格:324円
消費期限:常温で販売日当日(冷やしてお召し上がりください)
取扱い店舗:まめや金澤萬久 本店、百番街店、金沢エムザ店、香林坊大和店