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洋菓子工房

1月の定番「ガレット デ ロワ」、今年も販売開始しました

2023.01.04

ガレット デ ロワ、そのまま訳すと「王様のお菓子」。
フランスの1月には欠かせない伝統菓子ですが、最近では日本でもお馴染みになりました。
洋菓子店やパン屋さんでも。さまざまなガレット デ ロワを見かけます。

3人の賢者が誕生したばかりのキリストを訪れて拝んだという「公現祭」を祝う菓子。
家族が集まる席で供されて、中に忍ばせたフェーブと呼ばれる陶器が、切り分けられた菓子に入っていた人がその年の王様!その年の幸を多く享受するそう。

しかし多くの場合は、その家族の一番小さな子を喜ばせるために、子供のパイにフェーブが当たるように大人がこっそりと細工するとか。
どこの国でも子供が王様になるのは同じですね。

フランスでも地方によってそれぞれ特徴があるようですが、ぶどうの森でもこだわりがいっぱい。今回はそんな「ぶどうの森のガレット デ ロワ」をご紹介します。

香ばしいパイ生地とコクのあるアーモンドクリーム

毎年の登場を心待ちにするスタッフも多いこの商品、一番の魅力はその美味しさにあります。

まずは、パイ生地
フランス産の小麦とフランス産のバターを使用。小麦粉を塩・水・バターを繰り返し折りこんで層状にしながら作る「折パイ」仕様で、驚くほど軽やかで豊かな香りが広がります。

続いて、コクのあるアーモンドクリーム
ぶどうの森では、独自ルートでカリフォルニアから厳選したアーモンドを仕入れていますが、ここでもそれをふんだんに使用。
おかげでアーモンドの甘みと旨味、重厚感がしっかりと感じられるクリームになっています。

以前はこれをド直球にふんだんに使用していましたが、やや年を重ねた塩崎シェフが、時代とお客様の嗜好(と自分の胃腸)にあわせてもう少し軽やかさをつけたいと、数年前にプチリニューアル。
アーモンドクリームに、自慢のカスタードクリームもブレンドすることで、コクや旨味はそのままに、卵のまろやかさが加わって、軽やかなパイ生地とのバランスもとれた納得の一品になりました。

パイ生地の中に、アーモンドクリームがしっかりと詰まったガレット デ ロワ

大きさ直径18cm2,376円、納得のコスパ。

オーソドックスなデコレーションケーキなら約5,000円近くするのが直径18cmサイズ。
ケーキとは体積や重量も異なりますが、パイでも18cmなら5~6名様でお楽しみいただける大きさです。それが2,200円+税、というから、とってもお得。
数日お日持ちするので「食べきれなくても数日に分けて、、、」という作戦なら独り占めも可能です!

※お召し上がりいただく前には、オーブントースターで軽く温めていただくと、パイの香ばしい風味と食感がよみがえります。ぜひお試しください。

ぶどうの森のフェーブはアーモンドドラジェ!

ガレットデロワの魅力の一つはフェーブ。「豆(Feve)」を意味するフランス語で、豆を使っていたことに由来するようですが、今では陶器製が一般的。
そんな中、ぶどうの森では誤飲時の安全性を確保するために、陶器の代わりにアーモンドドラジェを使っています。

アーモンドドラジェは、アーモンドを砂糖でコーティングしたお菓子。
パステルカラーの砂糖に包まれたドラジェは、祝い菓子として結婚式でもよく見られます。それをアーモンドクリームにつめて一緒に焼き上げることで、まわりの砂糖とチョコレートがほどよく溶けて、柔らかな甘さと食感が残ります。

…よく探さないと分かりにくく、そのまま気づかずに食べてしまうということもありますが、「幸福は探し見つけるもの」✨ということで、どうかご理解いただければうれしいです。


季節の菓子を愛でる金沢・石川の皆様には、きっとガレット デ ロワもお楽しみいただける気がしています。店ごとの福梅や氷室饅頭を食べ比べて楽しむように、ぜひこのお菓子もこの地で新しい文化として根付けば幸いです。
どうぞぶどうの森のガレット デ ロワも、その一つとしてお楽しみください。
[本記事は昨年ご案内した内容を基に、今年の情報に一部更新したものです。]


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