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まめや金澤萬久
萬久の型ぬきバウム「まめしば」がリニューアル、新レシピで安定の美味しさと楽しさが実現!
2022.04.27
「まめしば」は、まめや金澤 萬久の通年商品です。
その愛くるしいデザインと、シルエットに合わせて施されたカットラインが特徴で、「型抜き」する感覚でお召し上がりいただける「型ぬきバウム」のひとつです。
その構成はシンプル。焼き重ねたアーモンド生地にくちどけの良いフォンダン(油脂分と糖分から作られる砂糖菓子)を流し、カットを入れて、食用インクでプリントを施すというものです。
しかし、この「フォンダン」が問題でした。
バウム生地の「のど越し」を穏やかにする潤滑油の働きをしながら全体の味わいをまろやかにする、という大切な役割を担ってくれる半面、温度変化に敏感で、機嫌がわるいときにはインクをはじく、ということがあったからです。(…とりわけ夏には弱かった。)
これらの課題を克服すべく、当社のパティシエたちは「寝ても覚めても」そのことばかりに取り組んで数年が経過していましたが、この度ようやくこれが解決!試行錯誤を重ねた末にたどり着いたレシピで作る「メレンゲ生地」とクリームが誕生したからです。あわせてアーモンド生地も調整を図り、全体としての一体感も高まりました。
それでは早速、このメレンゲ生地の新「まめしば」をご紹介します。
口当たりのよいメレンゲ生地。食感のひみつは卵白
まるで食パンを思わせる白い生地が天面に1層生まれています。これが新レシピによる生地です。絵柄を引き立てる白さと、バウム生地と一体感を生む食感を大切にしました。
主な原料は卵白。だから、口に入れると心地よい歯ざわりを感じながらも、ほろりとしたくちどけをお楽しみいただけます。メレンゲ菓子のような、やわらかな存在感と甘さがひろがります。
特製ミルククリーム
メレンゲ生地とバウムのアーモンド生地をつなぐ存在。メレンゲ生地と同様に、開発チームが力を入れたレシピです。なにしろ、このクリームがなければオール生地。もちろんふんわり、しっとりの生地を目指しているとはいえ、少し潤滑油があるのとないのでは全く違います。
パティシエは少し硬めのミルク風味に仕上げました。常温では、やわらかいホワイトチョコレートのような印象ですが、口に入れるとほどよく溶けてなめらかになります。そうすることで、保形性を高めながら、お召し上がりいただきやすいようにしています。
アーモンド生地は、よりふっくらと
メレンゲ生地とのバランスを図るために、ボディのバウム部分にも改良を図りました。
これまで8層だったバウム生地は、ふんわり焼き上げることで商品の高さはそのままに7層仕立て。原材料で使用する小麦などのブレンドや産地も、焼き上がりの品質を求めて再度見直しました。
持ち歩きがうんと楽になります
暑い季節に溶けるのが気になったフォンダン層がメレンゲ生地になったことにより、比較的厳しい環境に置かれても、見た目も味も安心してお楽しみいただけるようになりました。そのため、お持ち歩きもストレスフリーに!
「見た目だけじゃない、美味しさもだ!」
パティシエのプライドが現れた今回の新仕様。それは、お買い求めくださり、お召し上がりいただくその瞬間までを想像した今日の美味しさの形です。
そしてそれはもちろん完成形ではなく、時代の変化とともに変わりゆくでしょう。だからこそ10年、20年先にも愛される商品になりえるのだと信じています。
新「まめしば」が、まめや金澤萬久の店頭に登場するのは、5月上旬ごろ。オンラインショップでは一足先に、新仕様での出荷がスタートしました。
時代とともに変わる楽しみ方と変わらない美味しさをお届けするまめや金澤萬久です。今後ともご愛顧いただきますようお願いいたします。
□商品名:萬久の型ぬきバウム まめしば
□価格:540円