ラシェット計画、始動!

grande meison

Vol.4

岩出の里に大きな輪を作ろう!

岩出の里に大きな輪を作ろう!

ぶどうの木は金沢市岩出町に所在しています。ここにはかつて豊かな水田地帯が広がっていました。しかし近年では、徐々に耕作放棄地が増え、イノシシなどの獣害にもみまわれるようになりました。ぶどうの木では、そんな場所を少しずつ自然栽培の畑として再生する活動を続けてきましたが、根本的な解決にはなっていません。
そんな中、著名なランドスケープデザイナーの団塚栄喜氏率いるアースケイプさんとの出会いから、新しいプロジェクトが生まれました。それがこの「ラシェット プロジェクト」です。

ラシェットエリアの現在の様子

ラシェットエリアの現在の様子

ラシェット(L’assiette)とは、「お皿」「お料理のひと皿」を意味するフランス語。ぶどうの木が食を通して豊かさを提案してきたように、この里にも豊かな料理の一皿を描こうとするものです。
耕作放棄地を含む岩出地区の農地に直径95mの円を描き、その中を複数のエリアに分けます。例えば自然農法による野菜畑、養魚池、れんこん畑、果樹林、花畑、芝生など。その円周を進めば、「人×農×自然」をつなぐ景色に次々と出会える空間をイメージしています。
ゆくゆくは、ラシェットエリアの農園で、農業体験をはじめとするワークショップを実施。そこで収穫できるものはレストランやお菓子作りに利用したり、反対にレストランで発生してしまう残渣を肥料として畑で利用したりしながら、新しい自然の循環ができるようになることも目指しています。

完成イメージ
完成イメージ

上の画像は完成イメージの一部。輪っか部分を歩けば、農園や蓮池など、農や自然、人が憩うシーンと次々に巡り合う。

これは10年くらいで何とか形になるかもしれません。しかし、完成することはないでしょう。なぜなら、形を作り上げるまでのプロジェクトではなく、自分たちの手で自分たちの里を守っていくことが目的であるプロジェクトだからです。
ぶどうの木の創業者は、当初この地に手を入れることに消極的でした。自然と格闘しながら、用水を整え灌漑設備を築いてきた先人たちの努力を子供のころから痛感していたからです。しかし、手が入らなくなり、荒れ始めた田畑を目の当たりにしたとき、たとえここを水田として維持することはできなくても、今まで先祖が守ってきたこの土地を、今日生きるわたしたちが新しい豊かな土地に変えて次世代につないでいくことが大切だと思うようになったと語ります。自分たちの土地と農を自分たちで守る。ぶどうの木の新しい取り組みがこうして始まりました。

コラボで楽しむ夏の美味

金沢大地さん

金沢大地さん
かほく潟を中心に石川で農業を営む「金沢大地」の井村さんは、日本の有機農業の第一人者。当時、まだ「有機」が注目されていなかった時代から、それを志した彼を応援した一人がぶどうの木の創業者でした。今では入手困難な金沢大地さんの貴重な素材をいただけるのも、そんな昔からのつながりがあってこそ。今年の夏は金沢大地さんの商品とぶどうの木農園素材を使って美味しく楽しいコラボ商品を作りました。

有機米塩麹×とれたて野菜

<イタリアンカフェぶどうの木>

畑の野菜と生ハムの
塩麹冷製パスタ

豆やレタスをはじめ、旬の野菜を有機米塩麹とヨーグルトのソースですっきりとまとめました。ほどよい塩味がたっぷりの野菜の美味しさも引き立てます。
ランチコースの中でもお楽しみいただけます。
¥1,491(税込)

能登のはちみつ×豆

週末限定

<まめや金澤萬久本店>

はちみつ豆どら

採れたての豆を湯がいたら、「能登のはちみつ」を使った特製ソースに漬けて、粒あんと一緒にもっちりの生地でサンドしました。
豆の種類は時期によって異なります。
184円(税込)

有機玄米×エディブルフラワー

<ハーブガーデン>

花畑のポップソフト

金沢大地さんの有機玄米を使用したパフを、レモン、ミルク、苺、3つのフレーバーに。エディブルフラワーと一緒にバニラソフトにあしらいました。
400円(税込)

有機小麦×エディブルフラワー

<洋菓子工房ぶどうの木本店>

有機小麦の花畑フルーツロール

キウイ、オレンジ、苺などの果実とあっさりの生クリームを有機小麦の生地でふんわり巻いたロールケーキ。トップにはぶどうの木農園のエディブル(可食)フラワーを添えました。
432円(税込)

有機大豆きなこ×さやだいこん

<オーベルジュぶどうの木>

季節のオードブル

肉のジュ(汁)と合わせた、きなこのプラリネに、焼成後1か月熟成した鰆、さやだいこん(大根の若いさや部分)、ネギの花などを添えて、菜園を表現しました。
※さやだいこんの季節にコース料理の中でご用意します。

イタリアンカフェ

ぶどうの木農園野菜が盛りだくさん!

サラダ&前菜バー サラダ&前菜バー

ぶどうの木本店レストランの魅力は、敷地内にある朝どれの自然栽培野菜を食べられること。だからイタリアンカフェのランチで楽しめるビュッフェサラダバーも、もっと野菜を美味しく楽しくお召し上がりいただけるラインナップに充実し、あわせてビュッフェの前菜もさらに強化しました。初夏から夏にかけては、葉物をはじめ、豆類やズッキーニなどがどんどん登場します。シーズンを追って変化するメニューにご期待ください。
※ランチセットに含まれるサラダと前菜料理は、お好きなだけお召し上がりいただけます。

旬野菜&野草のプランター仕立て

農園の美味しさを丸ごと楽しもう
「ハーベスト」にパスタも登場!

とれたて野菜の美味しさを存分に楽しんでいただく「ハーベスト」シリーズ。ぶどうの木農園の色とりどりの野菜と一緒にあしらったエディブル(可食)フラワーがとってもキュート。まるでお花畑のようなパスタやピッツァにきっと見とれるはず。SNSの画像にもおすすめです。
各1,491円(税込)

※ランチやディナーのセットの中でもお選びいただけます。

オーベルジュ

自家製パンと新しいデセールが登場!

自家製パン

オーベルジュの専属ペイストリーシェフがお料理に合わせて自家製パンを作りました。まろやかなロールパンから酵母の香りをしっかりと残して仕上げるハードタイプまで、5種類用意しています。おすすめは「加賀棒茶のバケット」。パンをかみしめれば、お茶の香りと旨みが心地よく広がります。

1.オレンジ酵母のブリオッシュ
2.日本酒に漬けたレーズンのバターロール
3.金沢大地さんの有機大豆のカンパーニュ
4.赤ワインのライ麦パン
5.加賀棒茶のバケット

加賀太きゅうりを使ったデセール

デセール(デザート)にも地物素材を積極的に使用。レストランだからこそ楽しめる繊細で瞬間的な美しさと美味しさをお楽しみいただけます。

【写真】
加賀太きゅうりを使ったデセール。ミントやサワークリームを使用した爽やかなムースにモヒートのソルベも添えて。

特別ショートコースを期間限定でご用意しました。

5月下旬~7月下旬頃

フランスの2つ星レストラン「La Grenouillère」でスーシェフを務めた砂山シェフのお料理を存分に楽しめるレギュラーコースから、 おすすめ料理をピックアップしたショートコースを期間限定で特別にご用意しました。 地物の魚や肉をはじめ、自社農園のこだわり野菜を中心に使用。模擬収穫体験をする前菜や、旬素材を模した料理など、遊び心あふれる趣向を凝らした料理がつづられています。

<特別ショートコース>

ちょこっと農業体験

ちょこっと農業体験
★実施日
6月22日(土)、7月15日(月祝)、7月28日(日)
★時間(予定)
・10:00~10:15 ぶどうの木敷地内を散策
・10:15~11:15 収穫・農業体験
・11:30~12:30 イタリアンカフェでランチ
★参加費
小さな野菜のおみやげとランチ付き
◆大人/2,760円(税込)
◆小学生以下/2,268円(税込)
◆3歳以下/無料
※9月30日はおひとり 1,080円

ご予約・お問い合わせ
<イタリアンカフェ> 076-258-0231