新しいシェフがやってきた。

grande meison

Vol.3

ぶどうの木のポテンシャルに惹かれて。

ぶどうの木のポテンシャルに惹かれて。

そのキャリアからは想像できない、若く穏やかな物腰。ぶどうの木のフレンチレストラン「オーベルジュ」のシェフ、砂山利治です。 砂山シェフは数々のミシュラン星付きレストランで勤務した経験を持つ実力者。中でもフランスの名店「ラ・グルヌイエール」ではスーシェフ(2番手のシェフ)を務め、1つ星から2つ星昇格に大きく貢献しました。
帰国にあたっては、全国の数多のレストランからのオファーが集まる中でぶどうの木を選び、昨年オーベルジュのシェフに就任しています。彼を惹きつけたぶどうの木の魅力とは何でしょうか。

砂山シェフ

「畑が隣接したレストランは全国に数多くあるが、これほどまでの規模の場所はそうない。自分のルーツが石川県にあることもそうだが、ここだから自分ができること、発信できることがあると感じた」。 実際、彼がこれまでのキャリアで学んだのは、「料理の発想の自由さとレストランの推進力の大切さ」。料理や仕事を通して考え方、哲学を表現できること、そしてレストランがその地方で採れる食材だけでなく、そこで作られる器など、地の物を使って周りも発展させられることだったと言います。
帰国の理由も「日本の地方には知られていない魅力がまだまだあって、発信出来ればもっと発展出来るのでは?という気持ちがあり、挑戦してみたいと思ったから。」料理についても、「新しいシステム・働き方を構築し、それを都市ではなく地方からダイレクトに世界へ発信していければ、次の世代に料理という仕事を違ったイメージで伝えられるのでは」と意気ごみを見せます。

砂山シェフ

かつての美しい水田地帯も担い手の高齢化とともに維持が難しくなり、イノシシなどの獣害にみまわれるなど、現代の農村が背負う課題は私たちぶどうの木の周りでも例外ではありません。農と食を通して、里を守っていこうとするぶどうの木の活動の象徴として、わたしたちの旗艦店であるレストランがますます素晴らしいものになることを確信するのでした。

砂山シェフ

オーベルジュ ぶどうの木 シェフ

砂山利治

(スナヤマ トシハル)

ロンドンで出生、幼少期は両親の実家である能登で過ごし、3歳以降は埼玉県で育つ。卒業後、都内のレストラン勤務ののち渡欧。ジュネーブ1つ星レストラン「Le Buffet de la Garedes Eaux-Vives」(現在閉店)を経て、2015年から仏「La Grenouillère」でスーシェフを務め1つ星から2つ星への昇格に貢献する。 帰国までの数か月は、3つ星「Flocons de sel」に勤務。帰国にあたり、数々のレストランのオファーを受けながらも、ぶどうの木を選択。現在オーベルジュのシェフとして腕を振るう。

砂山シェフのオーベルジュ新メニュー

まるで収穫体験。プランターからそのままお皿へ。オーベルジュのオードブル

旬野菜&野草のプランター仕立て

収穫の楽しみを膨らませる剪定ハサミ。お好きなデザインでどうぞ。

滞仏時、料理を含む空間と時間を大切にするフランスの食文化にふれて、いたく感銘を受けた砂山シェフ。 だから彼のお料理には、味はもちろん、食事中の会話や雰囲気、食後の余韻も楽しめるようにという遊び心と思いやりが詰まっています。今回はその中から、ぶどうの木だからこそ満喫できる1品をご紹介します。

旬野菜&野草のプランター仕立て

ぶどうの木農園の旬野菜&野草をプランター仕立てで。

自然農法(無農薬、除草剤・化学肥料不使用)のぶどうの木農園で育った15種以上の野菜と野草をプランター仕立てに。ご自分でお好きな野菜をお皿に取り分けて、燻製卵と土佐酢のジュレのソースにつけてお楽しみいただきます。使用する野菜は、季節により変更します。この日の野菜は、春菊やディルなどのハーブの他、人参やカブなどの根菜15品です。

旬野菜&野草のプランター仕立て

野菜たちは濃厚なたまごソースに絡めて。野菜本来の力強い味わいを旨味たっぷりのソースが引き立てます。

旬野菜&野草のプランター仕立て

ぶどうの木農園から早春のたより。

暦の上では春でもまだしばらくは寒い時期。
そんな春待つ季節の旬素材を使って美味しさと楽しさをご用意します。

<イタリアンカフェぶどうの木>

ハーベスト
グランモラヴィア風味

恵みをふんだんに使い仕上げました。まさに「ハーベスト」に相応しい一皿にグランモラヴィアチーズの削りたての風味と共にお楽しみください。
¥1,491(税込)

週末限定

<まめや金澤萬久本店>

雪どら

敷地内で収穫された柿と人参の自家製コンフィチュールを粒あんと一緒にどら焼き生地でサンド。寒い季節を耐え忍びじっと春を待つように、奥ゆかしい素材の旨味を香りづけのラムで引きたてました。
184円(税込)

3月~4月中旬頃

<ハーブガーデン>

春のぶどうの木リース

春の訪れを告げるフレッシュミモザと自園製のぶどうのつるを使ったオリジナルリースです。そのまま飾っておけば、ドライフラワーにもなります。
2,160円(税込)<要予約>

週末限定

<洋菓子工房ぶどうの木本店>

春待ちフォカッチャ

敷地内で収穫された人参やカブなどの根菜にしっかりと火を通して甘みを引き出したら、もっちりとしたフォカッチャに合わせました。柚子の果皮が心地よいアクセントです。
324円(税込)

<洋菓子工房ぶどうの木本店>

早春のすっぴん野菜ピクルス

ぶどうの木農園の人参、カブ、ダイコンなど、早春の根菜をピクルスに。自然農法で手間暇かけたお野菜だからこそおすすめしたい旬の1品です。
540円(税込)